篠原ゼミ
研究テーマ: 従来の映像の枠を超えた表現と提示法を実践し、造形全般を視野にいれた映像領域イメージフェノメナンを展開する。
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新しい可能性の胎動
板屋緑教授と私が提唱する「イメージフェノメナン」とは、
映像表現と映像技術でしかあらわせない現象を主題とした本学映像学科独自の映像領域である。
上映装置の大画面化、薄型化、高輝度化と開発が進む今後、映像は表現の可能性を拡大し、これまでの役割を超えて建築空間、商空間、住空間へと進出することになる。たとえば、巨大空間をおおう天井画や建築空間の壁そのものに代わって、また、ウインドウを飾るディスプレイや窓から見える風景に代わって、映像が私たちの生活空間や環境において豊かに機能する時が来ると。

その時、映像は新たな視点で創られたものでなければならないと私たちは考えている。それが「イメージフェノメナン」、現象映像である。その特徴は、ストーリー性にある。ドラマ映画のような登場人物のエピソードを紡いだ物語と違い、エピソードを映像の現象に替えて、その変化や起伏、質や時空間の転位を描く点にある。このことが、映像表現に新たな提示法と提示の場を開放するのである。

RINSプロジェクトは、その提示法を試行する活動である。複数画面による映像の提示法は、それぞれの画像が時に一致し、干渉し、連鎖して様々に影響し合い、単一の画像のなかにない新たなイメージを表出する。
by 篠原規行
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