黒坂ゼミ

研究テーマ : アニメーション

アニメーション創作を志す人たちへ

私は専門のアニメ教育を受けていないので、実作業のノウハウは様々な仕事に関わる中で覚えていきました。自分に限って言うなら、ある技術を身につけても、次の作品に対峙する時それは大して役には立ちませんでした。めざす作品世界が変われば、それに見合う未体験の技術を模索する必要があったからです。基礎訓練は若い頃の一定期間やればよいというものでなく、新作に向かう時は常に行うべきと考えています。だから私の場合、創作活動を始めて20年にもなるのに未だ“熟練”とは無縁、未解決の問題点ばかりが目につき目的地は遠退く一方なのです。締切直前いくら頭をひねっても良いイメージが浮かばず、夜逃げしたくなることもあります。







けれど、私はアニメ作りが大好きです。
どんなに辛く嫌なことがあっても、動画用紙に向かえば幸せな気持になれるからです。
日常生活の中で創作の事を考えていない時間は殆どないと言ってよいでしょう。
ハッキリ言って現実は甘くない。“自己表現”を志す皆さんにとって実社会では意欲を殺がれることがたくさん起こると思います。どんな絶望的環境にあっても決して諦めない“底力”となるもの…それは創ることが「無条件に楽しくて仕方ない」ことではないでしょうか。







アニメーションが日本の代表文化かどうかなんて関係ない。
「たかがアニメ、されどアニメ」で結構!
自分の作品が形になる寸前の、あの背筋にゾクッとくる感触の醍醐味を一人でも多くの次世代に伝えること、それが私の本学での役目と考えています。 by 黒坂圭太



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