小口ゼミ
研究テーマ: 映画の企画、脚本、演出、制作、自己プロデュース
ゼミのスタート以来3年間、基本的には卒業制作に向けての企画発案、脚本の練り上げ、制作のための様々な準備をヴィジョンをもって実践的に進め、出来上がった作品の出口となる発展の可能性を考える、ということを毎年学生とやってきました。
卒業後、作品制作を続けていく上でも自己プロデュースの意識は不可欠。個性が研ぎ澄まされた魅力的な脚本の執筆、役者、スタッフ、ロケ地などをどう探し交渉するか、完成作品をどうプロモートしていくか、外に向けての働きかけにも積極的にチャレンジしています。在学中の1年でできることには限りもあり、卒業後の私設アドバンストクラス的なトライアル(卒制作品の英語字幕入れと海外映画祭への出品・参加、卒業生との長編劇映画の共同脚本執筆など)も行っています。
07年、ドイツ フランクフルトで毎年開催される欧州最大の日本映画祭『ニッポンコネクション』に2期生の角田裕秋&野田賢一監督作品「青海二丁目先」をもって、学生や役者さん合わせ8名で参加して参りました。作品の翻訳から字幕入れ、英字解説入りのチラシやポスターの作成も、助言の元、英語が不得手だという学生自身がやっています。観客を前にしてのトーク、先輩監督達に囲まれての座談会、憧れの監督や女優さんとも話ができて、弾みのつく経験に。
また、若いエネルギーで映像制作のスタイルや表現形態、その出口の可能性を自ら切り開いてきた 60 年代生まれの作家たち(監督、撮影監督、プロデューサー、映像クリエーター、他)の仕事を再発見してもらえる機会も作りたい。独自の視点や世界観、強い信念をもって行動し、自らのスタンスを築きながらも多様に花開いた先輩監督たちからは、時代やメディアが変わっても学ぶことが多い様に思います。10 年・20 年前の彼らに、自分の姿をぜひ重ねてみてください。
今年も、挑発と橋渡しの役目を担う意味で、できるだけ鮮度のいい有用な情報を授業の中で提供していきたいと思います。
授業は、ひとりにつき毎週1回1時間程度の面談とメールのやりとりを繰り返す形式なので、限定人数で営ませて頂いております。少人数による映画制作のスタッフワークには、ついつい名将植田監督率いる全日本男子“侍”バレーのチームプレーを重ねてイメージしてしまうのですが、地道ながら着々と、前に歩を進めたいものです。by 小口詩子
【1期生】田中羊一 監督作品
「そっけないCJ」32分
水戸短編映画祭2007 グランプリ受賞
来海昌哉 監督作品
「かつてと今日を区別する光のなかで」
50分 水戸短編映画祭2007 入選
【2期生】角田裕秋&野田賢一 監督作品
「青海二丁目先」48分
PFF 2007 審査員特別賞受賞
角田裕秋&野田賢一 監督作品
「蝉顔」56分
PFF 2008 入選(結果はお楽しみ!)
☆ ゼミの先輩達は卒制の成果をきっかけに、次のステップを歩み始めて目下奮闘中!
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