小林ゼミ

研究テーマ : 作品制作。
現在のデジタル技術から従来のケミカル技術を俯瞰し、写真とは如何なるものだったのかを考察し、研究、発表しています。新しい流通経路であるインターネットと映像メディアとの関わりや、動画と静止画の境界領域についても研究対象としています。また、都市郊外におけるランドスケープと人間の関わりについても研究、発表しています。

指導内容 : ケミカル写真表現、デジタル写真表現、WEB表現。
「ケミカル」「デジタル」といった区分けは特に行いませんが「時代を先取りする新しい表現を目指す」を最優先に、ジャンルを超えた作品制作を指導しています。暗室を経て作られるケミカル写真、コンピュータを経て作られるデジタル写真、プロジェクターやモニターを使った表現、インターネットを介在させた表現など、今日の新しいメディアを積極的に活用した作品制作を実践しています。 「習い事としての写真ではなく、自ら獲得すること」がゼミのモットー。

写真表現コースWEBサイトへ 小林のりお研究室WEBサイトへ


1962年小学4年生の頃の作品「秋田の牛」

写真表現の先端領域に向けて
何年か前までは、写真といえば暗室を経て作られるものといった認識が一般的でした。暗闇の中で印画紙に露光し、現像、停止、定着といった化学的プロセスを経て作り上げていく写真は楽しいものです。僕が小学4年生の時に故郷の河原で撮った「牛」のモノクロ写真は、長い年月を経ても尚、永遠の謎・・・イマージュとしてそこに在ります。僕はこの自作を見る度に、写真の不思議さに立ちかえります。

一方、新聞社から暗室が無くなって何年になるでしょうか。今や、報道カメラマンにとってデジタルカメラとインターネットは無くてはならないツールとなりました。一般の人々にとっても、携帯電話やデジタルカメラで写真を撮ることが当たり前のこととして受け止められています。当然のことながら、表現としての写真、芸術としての写真もまた変化を余儀なくされています。その時々、その時代の技術的進歩と共に写真表現もまた変化してきたのですから、それはごく自然なことです。






「LANDSCAPES」1984-1985年 ケミカル作品




「Japanese Blue」1992年 ケミカル作品

化学的プロセスから電子的プロセスへ、この大きな転換を踏まえた上で、時代に即した未知の表現を目指しませんか。

コンピュータのディスクトップ上では、写真も動画も音も文字も全て同質のデータとして扱われます。ケミカル時代には考えられなかった可変的で横断的なメディアのあり様が見えてきます。映像学科内で写真を学ぶことの意義が正にここにあります。様々なメディアを横断しながら、時にはケミカル時代の手作業に戻りつつも、広大なフィールドから写真を考え、試行すること・・・その一歩を一緒に踏み出しましょう。by 小林のりお


「Digital Kitchen」WEB : http://www.artbow.com/kitchen/




「Digital Kitchen」2006年 デジタル作品

詳しい情報は、下記をご覧下さい。
写真表現コースWEBサイト 小林のりお研究室WEBサイト

copyright(c) 2007 Musashino Art University Department of Imaging Arts & Sciences. All right reserved.